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訃報には備えが出来ない・・・うえに、失敗もできない!!
突然の不幸な知らせ。
悲しい気持ちで胸が張り裂けそうになります。
ですが、大人になるとそんな気持ちと同じくらい気になってしまうのがお通夜やお葬式でのマナー。
「なんて挨拶すれば良いの!?」
「親族の人にはなんて声かけすれば良いの!?」
弔問客として参列する場合、身内を亡くした悲しみにふける方々へ失礼な事を言ってしまわないか・・・急に不安になってしまいますよね。
訃報には準備が出来ません。
ですが、絶対に失敗出来ないという重圧があります。
そんな急な知らせにパッと対処できるような弔問客用あいさつ例文集を作ってみました!!
弔問の際のお悔やみの言葉・例文集
受付
「このたびはご愁傷様です」
「このたびはご愁傷様でございます」
「この度は突然の事で本当に驚きました。御愁傷様でございます」
など。
受付で渡す香典は、お悔やみの言葉をかけて深く頭を下げた後に渡します!
表向きの名前を受付の方へ向けて渡してから、会葬者名簿に記帳しましょう。
また、香典はポケットやカバンに裸で持参するよりも地味な袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが好ましいそうです。
ご親族へのお声かけ
定番
「この度はご愁傷様です。」
「まことにご愁傷様です。」
「お悔やみ申し上げます。」
「この度は急な事で。心からお悔やみ申し上げます。」
ご親族の悲しみにどう声をかけて良いか分からない場合
「心中、お察しいたします。」
自己紹介をする場合
「◯◯君(さん)の友人の◯◯と申します。」
「◯◯株式会社の◯◯でございます。」
「このたびは御愁傷様でございます。◯◯でございます。」
急なご逝去の場合
「本当に急なことでしたね。」
「このたびは突然のことで本当に驚いております。」
「◯◯様には大変お世話になりましたのに、突然のことで言葉も見つかりません。」
若くして亡くなられた場合
「◯◯ちゃんはいつも元気に挨拶をしてくれる、本当にかわいいお子さんでした。」
長命の方が亡くなられた場合
「ご長寿とはいえ残念です。」
遺族にかける気遣いの言葉
「どうぞお気持ちをしっかりお持ちになって下さい。」
「本当に、お体を大事にしてください。」
「私でお役に立てることがあれば、遠慮なくおっしゃってください。」
「お慰めする言葉もみつかりませんが、今日はせめてご焼香だけでもと思って伺いました。」
「いろいろと大変だろうと思いますが、どうぞお力をおとさずに、お気持ちをしっかりお持ちになって下さい。」
「(故人と対面した場合)穏やかなお顔ですね。」
自分と故人との間柄によってどんな言葉を使うかが変わってきます。
故人との関係が遠い場合は、自分からわざわざご親族の元に挨拶に行くのは避けた方が良さそうです。
ご親族から声をかけられた場合に挨拶するのがベストですね。
例文の後に自分の思いを付け加えるのも良いと思いますが、不幸が続くことを連想させる『忌み言葉』だけは避けるように気を付けましょう!
忌み言葉・・・「重ね重ね」「たびたび」「またまた」「重々」「いよいよ」「再三」「ますます」「再び」など
「ご冥福をお祈りいたします」という挨拶もありますが、「冥福」を不快感に感じる人もいるそうです。
「ご愁傷様」の方が無難かと思います。
通夜ぶるまい
通夜では食事が用意されており、誘われる場合があります。
誘われたら、席について軽くつまんで帰るようにしましょう。
帰る際の挨拶は必要はありません!(通夜は見送りをしないという考え方が多い為)
ただ、ちょうど親族の方が目の前にいらっしゃって声をかけるような機会があれば、下記のような一言を言って帰ると良いですね。
「これで失礼します。どうぞお気落としなく。」
「何か力になれえることがあれば、おっしゃってください。」
通夜ぶるまいの長居は厳禁です!
やってはいけない通夜、葬儀でのマナー
これさえ気を付けておけば大丈夫!
お通夜やお葬式でやってはいけない事をピックアップします。
・通夜ぶるまいを遠慮する
・通夜ぶるまいで長居する
・通夜ぶるまいでお酒を飲み過ぎて盛り上がる
・明るい表情すぎる
・笑いすぎる
・服装、髪型、メイク、アクセサリーが派手、配慮がない
・読経で居眠りをする
・葬儀中に携帯電話が鳴る
・故人に関係の無い話題で盛り上がる
これらは絶対にしないように注意です!
マナーも大事!だけど一番大事なのは故人への気持ち
最低限のマナーで挑めば大丈夫!
いかがですか?
是非、参考にしてみてくださいね。
こうやってマナーを調べてみれば分かるとおり、大人としての最低限のマナーを守れば大丈夫そうです。
変に「失礼の無いように」と固くなってしまった方が失敗につながりやすいかもしれません(^_^;)
特に故人があまり近い立場でない場合は、他の方と同じように動けば大丈夫。
落ち着いて周りをみて行動しましょう。
悲しさを正直に伝えれば気持ちは伝わる
マナーも大事ですが、やはり一番大事なのは故人を思う気持ちです。
遺族の方と話す機会があったら、例文を言ったのちに自分の悲しみを言葉にすると相手にも素直に伝わります。
きっと喜んでくれると思いますよ。
通夜や葬儀で挨拶出来なかったら、後日仏壇に手を合わせに言って挨拶するのも良いそうです。
形式も大事ですが、何より大事なのは自分の想い・・・という事を忘れずに参列したいですね。